クリスマスイブの夜に

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 彩華は、少しだけ考えていたが答える。  「興味あるよ」  紗絢は、目をパチクリさせながら驚いてしまい、言葉を繋げない。  何か言わなきゃと思うが、言葉が出てくれない。  「紗絢は、興味あるんだよね?」  彩華に逆に質問されてしまう。  「う、うん」  「私も年頃の女の子だから、そういう事には、普通に興味あるよ」  「そうなんだ。そうだよね、へ、変な事聞いてごめんね」  彩華の答えに驚いてしまい、つい謝ってしまう。  「謝る必要ないよ。ただ......」  ただ......と言うと、彩華は顔を赤らめて俯いてしまう。  やっぱり恥ずかしいよね。そう紗絢は思い彩華に微笑みかけながら話す。  「恥ずかしい事聞いちゃって、ごめんね。私、自分が興味あるから、それで彩華はどうなのかなと思って」  彩華は、俯きながら「別に大丈夫」とだけ言うと黙ってしまう。  紗絢も、それ以上は何も言えない。  お互いに意識してしまい、気恥ずかしくなってしまい、その後はお互い顔を赤らめて俯いたまま会話はなかった。  (紗絢、やっぱり私と......)
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