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彩華は、布団に入りながら考えていた。突然の質問でびっくりしたけど、素直に答えられて良かったと思った。
たださすがに、今日求められる事はなかったので、安心したが残念な気持ちもあったのが正直な気持ちだった。
紗絢も布団に入りながら考えていた。
(彩華も興味があったんだ。勇気を出して聞いて良かったけど......)
彩華の誕生日のクリスマスイヴに、彩華と結ばれたいと、紗絢は考えていた。
それまでは、自分を抑えようと。
それから暫く経っても、朝彩華に「おはよう」と言うと、彩華は、顔を真っ赤にしながら「お、お、おはよう」と思いっきり動揺しながら、おはようと言ってくるので、どちらかと言えば鈍い紗絢にも、彩華が明らかに、この前の事を意識してしまい、動揺しているとわかる。
これ以上動揺させたら悪いと思い、何も言わずに寝室を出て行く。
(紗絢、絶対わかってるよね。私が動揺してたから、気を使ったのかな?)
彩華は、そんな事を考えながら自分も寝室を出てリビングへ向かう。
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