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紗絢は、自分が彩華に寂しい思いさせたくないのに、寂しい思いをさせていたと思い本気で悲しかった。
悲しかったから、彩華に返事が出来なくて、ただ俯いて泣く事しか出来なかった。彩華の彼女失格だと思ってしまった。
そんな紗絢に彩華が、謝りながら自分の気持ちを伝えだす。
「紗絢、本当にごめんなさい。私紗絢が好きだから、愛してるから、だから、紗絢に構ってほしくて、それで、それで......私紗絢が彼女で良かったって、本当に思ってるの。紗絢が彼女じゃなかったら、私......私、だから紗絢は、私の彼女失格なんかじゃないよ!私の最愛の彼女だよ!だからもう自分を責めないで欲しいの!お願いだから!」
彩華は、必死に自分の気持ちを伝える。紗絢にわかって欲しくて、誰よりも紗絢を愛しているから、その気持ちを紗絢にわかって欲しくて。
「彩華......私彩華の彼女失格じゃない?彩華の彼女でいいの?」
紗絢は、彩華を悲しませてしまったと感じて、彩華の彼女でいいのかと自信を無くしてしまっていた。
「私、紗絢以外なんて考えられないから、紗絢しか......」
「私、彼女で......いいの?」
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