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「私、紗絢のお陰で今があるんだよ。紗絢が居てくれなかったら、私ただ我慢して、諦めてた。紗絢が居てくれたから、本当の私でいられるんだよ。本当に感謝してるの。紗絢だから、ずっと一緒に居たいの、紗絢だから心から愛せるの。紗絢が、本当に大好きで愛してるの!」
紗絢は、本当に?と言った瞳で彩華を見る。その瞳には、まだ不安の色が見えるので彩華は、更に続ける。
「私、紗絢がいないと駄目なの、紗絢の優しさに甘えて、我が儘言ったりして困らせたりしちゃうけど、紗絢だから甘えたくなってしまうの。本当の私を見せられるの。紗絢が大好きだから、構って欲しくなるの!私紗絢が、好き!大好き!愛してるの!お願い!私の側にずっと居て!私から離れないで!私の彼女でいてよ!」
心からの叫びだった。紗絢が愛しい、紗絢にずっと側に居て欲しいと言う、彩華の本音だった。
彩華は、涙を零しながら、必死に自分の思いを伝える。
紗絢にわかって欲しくて、ずっと恋人でいて欲しくて。いつまでも紗絢に側に居て欲しくて。
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