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処女作の公開からほどなくして、妄想コンテスト「目が覚めるとそこには……。」に参加するために書き下ろしたのが、『いばら姫は、森の奥。』(https://estar.jp/novels/25208932)でした。
本編完結後のあとがきでも書いたのですが、ひとつ目のエピソードを書き終えた段階でコンテスト参加規定の8000文字をオーバーしており、「文字、減らさんと……」と作業していたときに、うっかり“公開”となりました。
慌てて“非公開”にしようとしたのですが、幸か不幸か、公開のタイミングで読んでくださっている方がいたらしく、「ここで突然“非公開”にするのも失礼だな」と思い……という経緯で連載をスタートすることになりました。2018年10月3日のことでした。
いま思えば、公開後に文字数を規定数に調整すればコンテストに応募できたのですが、当時のナナシはそんなことは考えつかず、2019年7月20日の本編完結までの9カ月間、ノープロットの“自転車操業”のような連載を続けました。
なにが“自転車操業”なのかというと、次の日の更新分を前日の夜に書くという点でしょうか。野菜や果物であれば“鮮度抜群!”と言えるのですが、小説の場合はそうは言えないですよね。「この後、君たちどうなるの!?」と自分ツッコミが止まらない日々でした。こういうのを因果応報って言うんですよ。
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