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#140字小説 深夜君を目にしてから私は君で満たされた。 眠れない眠りたくない。 君を思うと心がざわつく。 君が現れた場所を私はただ見つめる。君は現れない。待っているのに。お願い。 私は不安と恐怖を抱えて落ちていく。 壁に張り付いた背中の光沢、長く蠢く触角が頭を離れない。 逃がしたばかりに。。
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