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「『どんな時も彼女がいてくれた。彼女のおかげで今の伊勢谷があります』は、惚気すぎんだろ、朝陽ちゃん」
透矢に冷やかされ
「聞いてるこっちが恥ずかしくて照れたっつーの(笑)」
透矢の昔のバンド仲間、警視庁勤務の警官、荒瀬 誠(アラセ マコト)さんには笑われ
「まぁいいんじゃない?散々泣かされた柊奏が幸せならさ」
透矢と誠さんのライバルだったという、今でも大人気シンガーの琥珀さんには嫌味を言われて睨まれる
「二人が幸せならそれでいいじゃないか(笑)」
穏やかに笑ってくれるのは、透矢の親友であり青年実業家でもある七瀬遼二(ナナセ リョウジ)さんだけだ
この4人が集まると、さすがの俺も怯むくらいの威圧感がある
「そんな柄でもないのにスーパーマンにされたアタシが1番テンパったっちゅーねん」
そんな4人の前にしても、奏は、これだ(笑)
「ここ終わったら次行くからね、朝陽」
琥珀さんと
「逃げるんじゃねーぞ」
荒瀬さんの脅し
「うわ・・ほんのちょびっと同情したよ、イキロ朝陽」
「俺が行くなら奏も行くんだよ。何ひとりだけ逃げようとしてるの」
「やだよ。絶対ショットガンとか飛んでくるよ?便器抱えたくないし」
「まだ挨拶回りあんだろ、行って来いよ。こいつらに絡まれて終わるぞ」
俺と奏のやり取りを止めてくれた透矢の言葉で、その場を後にする
「柊奏!おめでと!!」
「テンキュー!」
「「「「おめー!」」」」
「わざわざありがとうね(笑)」
すっかり奏ファンの浜崎は、奏のことを『ひなり』と呼ぶらしい
『俺は一般的な呼び方より、特別な呼び方で呼べる方が嬉しいけどな』
なんて啓太の言葉に、俺も同意した(笑)
啓「先越されたな」
春「啓太んとこは?」
浜「んー、具体的には決めてなかったんだけど、そろそろ考える?」
啓「そだなー」
青「まじかっ!」
龍「朝陽達より長いしね(笑)」
啓「なんせ直属の上司が微塵も結婚しそうもねぇじゃん?」
春「ぶはっ!かめちゃん、結婚ってイメージないね」
青「かめちゃんに限らず、あそこの4人みんなそうだよな」
龍「異様なオーラ漂ってるよね、あそこ(笑)」
啓「あんまり見るな!目が合ったら性病になるぞ!」
「「「「「ぶはっ!」」」」」
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