696人が本棚に入れています
本棚に追加
どのくらい、キスしてたのかな
アタシの頭は、ずっとショート状態
チュッと、吸われ
2~3回、軽いキスをした後
顔を上げた伊勢谷に見つめられる
気持ちよくて、放心したまま
手がダランとしているくらい体から力が抜けていた
「・・・・そんな顔しないで」
熱い息の伊勢谷が、困ったように言う。
あぁ・・
アタシきっと今、ものすごく間抜けな顔を晒してる
だけど伊勢谷を見つめることしかできなくて
ただ、涙目なだけはわかるんだ
嫌だったわけじゃないのに
なぜか、涙が、滲んでる。
変だな・・
「俺、もう、あんまり待てそうにない」
伊勢谷が、アタシの隣に身体を置いて、アタシを抱きしめる
「・・・でも、壊しそうで怖い」
伊勢谷が、なにか言ってるのはわかってたんだけど
なにを言ってるのかも、言葉の意味もわかんないまま
・・・・朦朧とした意識のまま
そのまま寝てしまったらしい、失礼なアタシ・・・・・
最初のコメントを投稿しよう!