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「なるほど、しばらく姿を見かけなかったのはそうゆうことだったんですね。それにしてもボス直々になんて流石、やっぱり幹部はすごいです! それって関わってるのはローレン幹部と貴方様の右腕だけですか?」
俺は素直に感嘆して尋ねる。ローレンは鷹揚に答えた。
「ああ、俺たち二人だけだ」
「分かりました。それじゃあ任せてください!あ、そういえば幹部は道に迷ってたんですか?」
ローレンは自分の置かれている状況を思い出したようだ。
「そうなんだよ。ここはどうしてこんなに入り組んでいるんだ?」
「ここを出たいのなら、その細道を右に曲がると事務所への近道ですよ。一見行き止まりに見えますが、積んである木箱を退かすと穴がある便利な道です」
ローレンはほっとしたように息をついた。
「ありがとうフェデ。それじゃあ幸運を祈る」
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