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「考えてみれば閉山して取れなくなった宝石が多いんですからダイヤモンドだけ例外というわけにはいかないですよね」
「そうですね。ということで、今度ゆっくりダイヤモンドを見ましょうか」
「楽しみです!」
「婚約指輪作成に乗り気でとても嬉しいですね」
はっ、と朱音の顔の表情が止まる。
ただ凄いダイヤモンドが見られることに気を取られて、婚約指輪作成ということが頭から飛んでいたことがやはり飛んでいたのだとわかって冬真は笑う。
「選ぶのは婚約指輪のためのダイヤモンドですよ、お忘れ無きよう」
そういってウィンクすれば、朱音は冬真のいつもの攻撃にめまいがしそうになりながら頷いた。
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