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エピソード4:魔族強襲
大魔法大会でなんとかオレ達は優勝し、魔力を回復させる間もないまま閉会式が執り行われた。
何故閉会式を急いで行うのか不審に思うところがあったが、日が暮れると片付けが面倒なのだろう。何せこの世界には電球がねーんだから。
まあその代わりと言ってはなんだが、マイペース親分のセーラに表彰台に上がってもらうことにした。
というかアイツまず戦ってねーし。
「えー…あー…」
表彰台の方から聞こえる音響魔法で大きくなったはずの運営委員長の声は何故かその場を繋いでいるかのような気がした。
運営はすぐに撤収したいんじゃないのか…?
その嫌な予感はソリッドも理解したようだ。
「これって…!」
「セーラ!今すぐそこを離れろ!」
その一瞬、運営委員長が苦い顔を見せたことで確信した。
セーラ達が表彰台から遠のいた直後、その位置に魔法陣が展開され、高威力闇属性攻撃の爆風が観客席をも巻き込む。
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