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「そう…ですね。罰を受ける事で楽になろうとしてたのかもしれません。酷な事を言ってすみませんでした」
「いや…まあそういう事を言いたいわけじゃねーんだけどな」
「まあ何でもいいじゃないの」
突然声がしたかと思えば、仮担任のジョゼフがオレの横から顔を出していた。
「これにて大魔法祭編完!なんつってな」
「なんつってな、じゃねーんだよ」
フォルティスはジョゼフの頭を掴んで万力のように締め上げる。
「ちょ!痛い痛い!俺なんかした!?」
「何もしてねーからキレてんだろーが」
思い返さずとも開会式の前後からジョゼフを見た記憶がない。その上ジョゼフからは明らかに屋台で食べてた痕跡だけが残っている。
「そりゃお前らを信じての行動だからな!?って握力まだ上がるのかよ!?」
「大会運営はお前ら教師側の役目だろ」
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