エピソード3-5:火炎vs蒼炎

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「魔力がそこを尽きたんだな!驚かせやがって!」 訳ではなかった。 「やっと思い出した。俺の魔法は…」 崩壊したと思われた魔法陣から新たな魔法陣が姿を現した。 「な…ッ!」 危険を感じ取ったヒートは足元の魔法陣の外に出るが、 「なんで追ってくるんだ!来るな!来るなぁ!」 そんなことをお構いなしに魔法陣はヒートを追跡する。見ればフォルティスがヒートを指差していた。 「俺が!俺が負けるはずないんだぁぁ!」 ヒートは急いで完成させた大きな魔法陣を発動させる。 「太陽魔法だ」 その言葉を最後に辺りは突然白一色となり、会場にいる全員の視界と声が奪われる。 一人、また一人と視界が開けてくる。 「どっちが勝ったんですか…?」 「そんなの決まってるよ」 アルマはまだ見えていないが、誰よりも信じていた。 「フォルトの勝ちだよ」 フォルティスの勝利を。 「勝者!フォルティス!」 『わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!』
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