エピソード3-5:火炎vs蒼炎

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「よって大魔法祭、優勝校!サルバトーレ魔法学院!」 「お待たせ」 「美味しいところ全部持っていきやがったなぁ!」 「…ずるい」 「ずるくねーよ!お前ら二人が勝ってたらオレの出番なかったんだぞ!」 「そうですよ、負け組は勉強しててください」 「…戦争だったら負けない」 「物騒な事言うんじゃねーよ!」 いつも通りの会話。これを守れたのかと思うと重く背負っていたものが取れていく気がした。 ずっと考えていた一つの疑問。 『オレがこの世界に来た意味ってなんだろう?』 それは最悪一生かかっても分からないかもしれない。 そうだったとしても、今はアルマ達と一緒に過ごしていく事がたまらなく楽しく感じる。その積み重ねこそが大事なのだと実感した。 「今はそれでいいか」 「ん?何か言った?」 「何でもない」 そう、今はそれで…。 こうしてフォルティスは主人公への壁を一つ乗り越えた。
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