たーくん登場

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たーくん登場

この物語は、とある家族を中心に描かれた奇想天外な物語である。 あるコンビニの前でのお話。2人の会社員の男がタバコを吸いながら、話をしていた。 会社員A「今日の午後の会議だるいな。どうせ上の言うことに従うだけだから、いてもいなくても一緒だよな。」 会社員B「うん。あんなの時間の無駄だよ。LINEグループとかのチャットで充分なのにな。もう一本吸っていこうぜ。」 会社員Bがタバコを口にくわえた。 たーくん「お前タバコ吸いたかろ?火をやるぜ。」 急に不細工な顔した高校生が、ライターを会社員Bに差し出してきた。 この高校生がこの物語の主人公たーくんである。本名、楠元隆弘。18歳。顔は会社員Bの言う通り不細工である。坊主頭が少し伸びたような髪型をしている。とても恩着せがましい。 会社員B「なんだ。この不細工なガキは。」 たーくん「お前らが火がなくて困ってたんだろ?だから、火をやるぜ。」 会社員A「誰がお前なんかの火なんかいるか、馬鹿タレ。」 会社員B「ライターぐらい自分達で持ってるからいいわ。」 たーくん「それよりもお前ら俺のことを不細工って言ったことを謝れぜ。」 会社員A「不細工なのは、事実だろ?鏡をちゃんと見てこいよ。コンビニのトイレには必ず鏡がついてるだろ?」 会社員B「お前面白いこと言うじゃねぇか。このタコ顔のガキに。」 会社員A「タコ顔いいねぇ!不細工タコ顔だ。」 たーくん「お前ら俺を怒らせるとどうなるか知らんぜ。」 たーくんは、手に持っていた空のタバコの箱を地面に投げつけた。そして、それを、思いっきり踏んづけた。 たーくん「次こうなるのはお前らの番ぜ。」 会社員A「こいつ頭ヤベェぞ。関わんのやめないか?」 会社員Bは「ハハハ。こいつのこの行動YouTubeに上げたら再生数稼げそうだ。」 会社員Bは、スマホで笑いながらたーくんの動画を撮っていた。 たーくん「お前ら人を馬鹿にするのもいい加減にしろぜ。拳でお前らをわからせてやるぜ。」 たーくんは、おもいっきり会社員達に殴りくかかった。しかし、2人はすぐに避けて、たーくんの足を蹴り返した。 たーくん「いてぜ!!いてぜいてぜ!!てめぇふざけるなぜ!!」 会社員A「あれ?お前あのタバコの箱みたいに俺らを潰すんじゃなかったのか?」 会社員B「こいつかなり弱いぞ。口だけの不細工タコ顔だな。」 たーくんは、少し蹴り返されただけで足をかなり痛そうにしていた。何を隠そうともたーくんはかなり喧嘩が弱いのである。よく人に無意識に喧嘩をふっかけてしまうのだが、数秒で返り討ちにされてしまうのが多いのである。 たーくん「お前らこの光景を見ていたら俺のお母さんが絶対黙っちゃいないぜ。」 会社員Aもとうとう笑い出した。 会社員A「ハハハ!さっきは、なんか偉そうなこと言ってたくせに親降臨するつもりだぜコイツ。だっせぇ!!」 会社員B「お前絶対学校で友達いねぇだろ!!ハハハ!!」 たーくん「友達ならいっぱいいるぜ!!友達いないのはお前らだろうぜ!!」 たーくんは、さらにキレて空のペットボトルを会社員達に投げつけた。しかし、簡単に避けられてしまい、会社員Bがたーくんの頭に空のペットボトルを投げ返した。 たーくん「いてぜ!!いてぜ!!コイツら俺がライター貸してやろうとしてただけなのにやることが酷いぜ!!うえ〜んぜ!!」 たーくんはとうとう泣き出してしまった。 会社員A「こいつこのぐらいで泣き出したぞ!これこそ撮っとかねぇと!!」 会社員2人は爆笑していた。 たーくん「母さんぜ!!助けてぜ!!」 たーべー「ハッハッハ!!たーくんの泣き声が聞こえてきたよ!!」 全速力でコンビニに走ってきた主婦がいた。 たーくん「母さんぜ!!」 たーべー「たーくんが何で泣いてるんだい?ハッハッハ!」 この主婦が、たーくんのお母さん、たーべーである。本名は、楠元妙子。43歳。通称たーべーである。めちゃくちゃ喧嘩が強く、好戦的な性格である。たーくんにかなりあまく、たーくんをいじめた相手には容赦ない。 会社員A「これ?こいつの親か?めちゃくちゃ足速くなかったか?」 会社員B「車よりも速かったぞ!なんなんだこいつ?」 たーべー「ハッハッハ!たか!!あんたをいじめたのはどいつよ!!」 たーくん「あのスーツ着てる奴らぜ!俺がライター貸してあげたのにいじわるしてきたんぜ!!」 会社員A「ふざけるなよ!!何がいじわるだ!お前がウザいから俺らは怒っただけだろうが!!」 たーべー「ハッハッハ!!」 たーべーは、コンビニの壁をおもいっきりパンチをした。すると壁がヒビだらけになっていた。 たーべー「ハッハッハ!お前らたーくんを泣かしたらどうなるかわかってるだろうね?」 会社員B「おい!こいつヤベェぞ。早く会社に戻ろうぜ。」 会社員A「そうだな。俺ら会議があるから、この辺で。」 たーべー「おい!!待てお前ら!!泣かしたくせしてなんもしないで帰るのか!!」 会社員B「逃げるぞ!!」 会社員2人は急いで車へ走った。 たーべーは、車をおもいっきり殴って凹ませた。 会社員A「俺の車が!!」 たーべー「ハッハッハ!!私から逃げれると思ったら大間違いよ!!」 会社員A「タクシーでもいい!!早く捕まえろ!!」 たーべー「させるか!!」 たーべーは、会社員Bの顔面をおもいっきり殴った。会社員Bは気絶をしてしまった。 会社員A「くそっ!やられてしまったか。こうなったら俺だけでも!!」 会社員Aは、走って道路へ逃げた。 会社員A「高校時代に陸上やってて正解だったぜ。ん?」 会社員Aの前にたーくんとたーべーが先回りしていた。腕を組んで仁王立ちしていた。 会社員A「そっかこいつ車よりも、、」 たーべー「ハッハッハ!!」 たーべーは、会社員Aの顔面をおもいっきり殴った。会社員Aも気絶をしていた。 たーくん「コイツら俺にいじわるするからこんな目に遭うんぜ。雑魚は話にならんぜ。」 たーべー「ハッハッハ!えらい!!たーくん!!よく言った!!よし!今からたこ焼きを買ってやる!!」 たーくん「やったぜ!母さんぜ!!最高ぜ!!」 こうしてたーべーとたーくんは一緒にたこ焼きを買いに行った。
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