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不謹慎な親子
現在、新型コロナウィルスが世界的に大流行している。もし、新型コロナウィルス感染症になってしまった場合、7日間は自宅待機をしなければならない。何故かというと、初期の頃には命を失った人が多い未知のウィルスだったからだ。また、同居人や共に会食をした人は「濃厚接触者」として、保健所から自宅待機を指示される。日が経つに経つにつれて、ウィルスも新種が現れ、感染力の強い時期があったりもした。このような感染症の影響で新しいルールや偏見も生まれた。また、感染症対策の一つとしてほとんどの人が外ではマスクをするようになった。マスクをしないと入店禁止のお店等もできた。暗黙の了解で全員必ずマスクをつける世の中になってしまったのだ。マスクをつけずに外を歩いていると冷ややかな目で見られたり、注意をされる。しかし、とある親子はマスクをせずに二人で、手を繋いで歩いていた。
たーくん「マスクなんか絶対しないぜ!俺は政府の言いなりになんかならんぜ!」
たーべー「ハッハッハ!えらい!たーくん!!よくぞ言った!!マスクをしてる奴らは雑魚ばっかりだからね!!ハッハッハ!!」
たーくんとたーべーは、道の真ん中を大声で話していた。
やはり、周りからは冷ややかな目で見られていた。
たーくん「ったく世間の奴らは新型コロナウィルスごときでビビるなんてビビりにもほどがあるぜ!こんなんじゃ日本の将来も心配ぜ!」
たーべー「ハッハッハ!たーくん!あんたが未来の日本を変えるんだよ!!こんなビビリの奴らに世間をたくしたらダメよ!!」
小学生A「あの不細工な高校生バカだな。マスクをしないで大声で話しやがって、本当迷惑だな。」
小学生B「本当だよ。何考えてんだよ。顔もバカそうだし。」
たーくんは小学生二人にバカにされていた。
たーくん「はぜ?お前ら俺に喧嘩売ってるのかぜ?」
小学生A「こいつ喋り方おかしいぞ!!ははは!!ぜ!!」
小学生B「最後にぜをつけるなんてだせぇ!!」
たーくん「お前ら俺に喧嘩を売ってるのかぜ?言っとくけど俺は小学生だからと言って手加減はせんぜ。」
小学生A「こいつ俺ら2人相手にやんのか?お母さんと手を繋いで歩いてるくせによ!」
たーべー「たーくん!手を貸すわよ!」
たーくん「母さんぜ。こんな雑魚2人俺1人で充分ぜ。」
たーべー「えらい!たーくん!!よく言った!!ハッハッハ!!」
たーくんは、手をバキバキ鳴らしていた。
小学生B「高校生相手は初めてだな〜。」
小学生A「でもこいつ見るからに弱そうじゃん。」
たーくん「俺をナメるのもそこまでにしろぜ!!」
たーくんは、地面に落ちてた缶詰めをおもいっきり踏んづけた。
たーべー「ハッハッハ!!こいつらビビってるわよたーくん!!」
小学生B「おい。カメラか何か持ってきてないか?」
小学生A「あ〜惜しいな!!こいつのこの光景カメラすに撮って、アップしたら絶対バズったのに〜。」
たーくん「母さんぜ。こいつには、俺の拳で社会勉強させてやるぜ。」
たーべー「やれーーっ!!たーくん!!ハッハッハ!!」
たーくんが2人を殴りかかろうとした時、小学生Bがたーくんの顔に石を投げた。
たーくん「いてぜ!!いてぜ!!いてぜ!!血ぜ!!」
たーくんは、鼻血を出して鼻を抑えていた。
小学生A「今だ!!」
小学生2人は、たーくんをボコボコにし始めた。
たーくん「いてぜ!!お前ら仕返しが怖いぜ!!」
小学生B「こいつ喧嘩めっちゃ弱いぞ!!」
たーくん「痛いぜ〜。母さん助けてぜ〜。」
たーくんは、泣き始めた。
たーべー「ハッハッハ!!お前らよくもたーくんを泣かしたね!!」
たーべーは、2人の首元を掴み始めた。
小学生A「あいつも弱かったら母親も弱いだろ!話せ!雌牛!!」
たーべー「ハッハッハ!!オメェもう一度言ってみろ!!」
たーべーは、小学生Aに向かって首を掴みながら思いっきり叫んだ。その迫力で小学生Aが気絶をした。
たーべー「ハッハッハ!お前もこうなりたいか?」
小学生B「お前俺の友達を、、」
たーべー「ハッハッハ!!うるせぇ!!!」
たーべーは、小学生Bに叫んだ。小学生Bはそのまま気絶をしてしまった。
たーべー「ハッハッハ!!たーくん!大丈夫か?」
たーくん「母さ〜ん怖かったぜ〜!」
たーべー「ハッハッハ!2人相手によくやった!!えらい!!」
主婦「ちょっと!見てたらあんた達が悪いじゃないのよ!」
サラリーマン「このご時世でマスクしてないお前らがどうかと思うぞ。」
おっさん「そうだそうだ小学生相手にみっともねぇ親子達め!俺がAED持ってきてやら!」
なんとたーくん親子に傍観者達がブーイングの嵐を出した。
たーべーは、思いっきり電柱を殴った。すると、電柱が折れてしまった。
たーべー「ハッハッハ!もういっぺん言ってみろ?」
周りは、静かになった後にそのまま逃げた。
たーくん「やっぱ母さんはすごいぜ!俺、母さんの子でよかったぜ!!」
たーべー「ハッハッハ!!今日の晩御飯は豪華にしてあげるわよ!!」
たーくん「やったぜ!母さん大好きぜ!」
たーべー「ハッハッハ!たこ焼き買いに行かなきゃね!!」
コロナ禍でも動じない親子であった。
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