第3話

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 そして、この曲の原曲での素晴らしい所は、中間部分でのそれだけで独立した間奏曲と言ってしまっても差し支えのないほどの、大変魅力的なインストゥルメンタル部分にある。 その間奏曲は、オルガンの演奏のためと言って良いほど、オルガンの音が陶酔感を伴い大変魅力的だ。 曲名は、アメリカの伝説のロックバンドグループのドアーズの、Light My Fire(ハートに火をつけて)。 ドアーズは、 この曲でオルガンを魅力たっぷりに使用している。 私たちのLight My Fireの間奏曲における、アマネちゃんのピアニカの長編ソロが始まった頃、『この曲』を知っている大人の人たちが音楽にのって、身体でリズムを刻んでいるのが見えた。 うん。 アマネちゃんのピアニカの音、良い意味で凄く艶かしい。 左肩にたすき掛けにしたピアニカを、両手で抱えるようにして演奏して、片手弾きでは表現できない複雑な和音を作り出していた。 そこに入れ替りで時々ハザクラくんのオーボエが入る。 ハザクラくんも、艶やかな良い音を出してる。 ふたりの掛け合いが気持ちいい!! 私とユウカはボイスパーカッションで、アキさんはサイレントチェロをベースのように奏でて、そして曲のクライマックスへと向かった。 ハザクラくんがラストのボーカル部分をオーボエで演奏して、力強く、みんなの音が合わさる中で曲が終了した。 たくさんの拍手と笑顔が嬉しい!! うん。 なんて楽しくてステキな曲!! たまには、クラシック以外の曲もいいね!!
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