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今度は、オクトパスを追って漁師たちが、雨の中でも川に集まって蛸をたくさん獲る。獲ると漁師たちが儲かる。
儲かった漁師たちは、新しい漁船を注文する。
新しい船の注文が来ると、船大工たちが儲かる。船大工が儲かるということは、木材を売っている問屋や、山の村人たちが儲かる。
山の村人たちが儲かれば、村に住む家畜、牛や馬がもっとご飯を食べられて子牛や子馬が生まれてくる。
そうして生まれてきた子牛や子馬は大きくなり、町の商人に売り出されることになる。労働力を得た貴族や商人は、更に商売を拡大して、より儲けるようになる。
僕はそこで一旦、頭の中を整理した。
長雨→川と海→魚→オクトパス→漁師→新漁船→船大工→木材→山村→牛馬→商人…という流れか。何だか短い間に多くのことが動いた気がする。
さて、ここからどういう経緯を経て、聖剣に行きつくのだろう。
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