糠星たちの瞬き

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 春の気配を感じる三月の暖かい日、私は星になった。   仕事中突然襲ってきた背中の痛みにのたうち回り、 同僚たちが救急車を呼んでくれたが私はほどなく意識を失った。   そのまま、目覚めることなく私は死んだ。   まだ四十三歳。大動脈解離だった。
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