act8

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グー、腹がなった。 「カレー出来た?」 アー忘れてた 「違うのにしよっか」 え、何が出来るの? 「変わり肉じゃがとかスープもできるし」 「肉じゃががいい」 「何か着せて、火使うから」 男は向かいの部屋に行くとバスローブを持ってきた。 「新品、着ていいの?」 いいの、いいの、その前に。 キスをする。 「生鮮食品」 「なに?」 「まなもの」 男は自分のものを握らせた。 「えー、いやだー」 手を離した女にキスをする。舌が入ってきた。目を閉じた。 男は傷ついた女の胸を口に含んだ。甘い吐息がこぼれた。 「感じる?」「・・・うん」 指で硬く突き出た乳首を指ではじいた。 ん、と短い声がする、しかめっ面、笑いながら舌を這わせ腹の傷をなめる、へそを避けるように伸びる傷、腹に力が入るのがわかる。 「また出たくなっちゃうよ」 「うん・・・わかって・・・る」 茂みの中に入っていく、恥ずかしいのか顔を隠した。 「さっき俺の咥えてたでしょ」 「だっ・・て・・それでおわる・・って」 「だーめ」 大事な処に舌が入り込む、何かが入ってくる、耳たぶをかじりながら言う。 「もう一本れようか」 ささやき声だけで感じてしまう。ゆっくりとかき回すようにして入ってくる指。 唇の周りをなめまわしながら入ってくる舌、ねっとりとした唾液が絡まる。 「いれてもいい?」 「ハァ・・・ゆっくり、お願い」 骨がきしむ、男の大きなものが穴を広げてゆく。 「ウッ、ん――――」 「痛い?」 「ハア、ハア、少し」 男は抜こうとした。背中に回した指が食い込む。 「ダメ!ゆっくり入れて」 周りの肉を巻き込みながら入っていく、痛みに耐えるような声、女は抱き着いてくる。 「やめようか?」 しゃくりあげるような声 「やめた方が痛い、このまま・・・静かに」 「わかった」 ググッと中に入れ込む。 プシュッと何かが流れた、女の甘い蜜がやっと流れ出たのがわかる。 「ハア、ハア、動いていい?」「うん」 ゆっくりと、腰をグラインドさせる ハア―― 真っ赤になった顔に涙を浮かべる。 愛おしい、キスをする。耳元で言う。 「消えてなくならないでくれよ」 いきり立つ竿をねじ込むと悲鳴のような声を出しながら、背中に跡が残ると思うほどの力で男に抱きついた。 「いっちゃう」 体の中に男の液体が流れる、受け止められない体は下へと押し流した。 思わずシーツを引っ張り尻を上げた。 「お風呂行こ」 体を起こし、震える体を抱きかかえる、足の間から液体が流れている。 シャワーを出しながらやさしく流す。指がなかへ入る。 「また立ってきた」 女の体を起こすようにして足を広げると下の口がそれをすぐに受け入れた。そのまま浴槽のヘリに腰かけた 「動いてくれる?」 女はまたがると腰を動かし始めた。恥ずかしそうに涙目で訴えかける。 男の手が伸びる、女の大きな胸を押さえつけながら唇を何度も重ねる。 「も、もうだめ」 男の波打つ竿を受けながら座り込んだ。 「ハア、ハア、俺もダメだわ」 立ち上がり、風呂場の壁に手を押し当てバックで女を突く、力強い筋肉に押されるのを必死で止める。 二人の昇天 女は初めて快感を覚え、男はその気持ちよさに大きな声を出した。 「すげー三回もいっちゃった」 「もうダメ、足が」 「俺も」 風呂場から布団に戻る、男は這って押入れから新しいシーツを出す。女は笑いながら、布団に新しいのを引くと、男はそれにくるまった 「また、立ってきた、どうしよう」 「うそ」 驚く女を抱きしめる 「うそだよーん」 笑いながら転がりまわる二人 「のどかわいた」 「俺も」 「じゃんけん」 「俺負けない」 最初はグーじゃんけんポン 「なー、つえーだろ」 女はゆっくりと立つとバスローブを着てキッチンに向かい、ビールを持ってきた 「持ってきたもの勝ち」 男の前でふたを開け一口飲んだ 「あーずるい」 男は奪い取ると、ゴクゴクと飲んだ。 「プハーうめー」 「明日筋肉痛だね」 「腰痛てー」「やりすぎだよ」 「だって消えちゃうって言うから」 ははは 「ご飯支度するね」 「いいよゆっくりで」 「すぐできるから」 男は出てゆく女を見て安心した、途中、後悔した、犯している自分を心の中で責めた。女が力いっぱい抱きついた時、それが消えた。自分の事をどれだけ受け入れてくれるのか知りたかった。 パンフレットに手を伸ばす。カバンから、白いイヤホンが出ている。引っ張り出すと封筒が出てきた。 男の名前 中を見る、立ち退き要請、それも十月いっぱい、男は怒りを覚えた。自分の前から消えるつもりでいる女に ―出来たよ 大きく深呼吸して、もう一枚のバスローブに腕を通した。
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