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ついに迎えた課題の提出日。
エイミーは、かぼちゃに魔法をかけ、人間の赤ん坊に変身させた。
その魔法はクラスで一番精巧で、二年生にしたらすごいと、おばあちゃん先生はたくさん褒めてくれた。たが、いくら褒められようが、エイミーには物足りなかった。赤ん坊に変身させたかぼちゃも、すぐに元のかぼちゃに戻した。
彼が出ないと意味がないのに……
「では、次の課題を発表します。今回使用したかぼちゃは、別のクラスの課題で使いますので、ここで回収します。この授業が終わったら、前の教卓に……」
"ガタッ"
エイミーは、思わず立ち上がった。
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