エイミーと魔法のかぼちゃ

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「えっ、かぼちゃ……?」 エイミーは尋ねると、男の子は黙って首を縦に振った。 「私が……魔法を、かけた、の……?」 信じ難い。 だが、男の子は頷いている。 エイミーは目を(こす)ったり、頬をつねったりしてみたが、夢ではない様子だった。 言われてみれば、表情もないし、どこか無機質にも見えるから、本当にかぼちゃが、人間の男の子に、変身したのかもしれない。ただ、自分がどうやって魔法をかけたのかは分からなかった。 黒髪に白い肌。スラッと高い鼻に、サファイアみたいな青い目。人形のような整った顔立ちをしていた彼に、エイミーはしばし見とれてしまった。
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