エイミーと魔法のかぼちゃ

8/14
9人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
「自分でも、どうやったのか覚えてないんです……自分の実力で、かぼちゃを人間に変身させるだなんて、本当にあり得ない……だけど、あの子は動くし、喋るし、ちゃんと人間の姿だし……」 「エイミー、落ち着いて」 おばあちゃん先生は、興奮しているエイミーを(なだ)めた。 「なんとなく状況は分かったわ。その男の子はどこにいるの? 私に見せてちょうだい」 エイミーは、すぐさま例の男の子を指差そうとしたが、教室には人の気配はなく、ただ、かぼちゃがひとつ、ちょんと机の上に置かれていた。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!