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「ほんとは海をみながら外で食べたかったけど…。ここで食べる?車で食べるの大丈夫?」
「ああ、全然大丈夫。ここで食べよっか」
「マサくんの車、汚さないように気を付けるね」
「気にしなくていいよ」
ユナちゃんが、小さなトートバッグの中から黄色い花柄のハンカチに包まれた弁当箱を取り出した。
「楽しみだな〜」
女子からのサンドイッチを食べられるとは思っていなかったので、気分は上々だ。
「一応お母さんにも食べてもらったから、おいしいとは思うけど〜」
ユナちゃんが照れたように笑いながら、包みを解き、蓋を開けた。
綺麗に並んだサンドイッチが8つあった。
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