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大将軍Xは、そんな彼らを後ろに従え、愛馬アインホルンに跨って先陣を切った。雨のように降り注ぐ矢を颯爽と躱し、敵陣へと飛び込むと、両手持ちの大剣を豪快に振り回して群がる敵兵を次々に薙ぎ倒す。
「命が惜しければ下がれぇ!俺が欲しいのはただ一つ。総大将・シトレアの命だ」
すると、旋風のように人影が目の前を横切り、周囲にいた部下の兵士たちは為す術もなく血を流しながら地に伏していった。
「今のは……何が起こったんだ?」
呆気にとられるXたちの前に、目にも留まらぬ神速の剣戟を放った主が姿を現した。
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