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現代社会において主体性なく、川に流される小石のように何となく大学まで来たという人は少なくないだろう。そのような自立性がなくとも、やり過ごせて来てしまうシステムにおいてそもそも自立は必要なのだろうか。
では、自立していない人とはどうなるのか、ちょっと考えてみる。
みなさんはピーターパンをご存じだろうか。
彼は紛れもない自立のできない人に分類されるわけだが、彼の課題は大人になることまたは成長することを無意識的に拒んでいることだ。
そのことによって、様々な弊害が起きている。
ピーターパンから少し離れて現実的な人間に置き換えて考えてみる。
自立していない人というのは、どこか焦っている。
というのは、自立している人は心の拠り所を持っていて、それさえあればどんな困難にぶつかろうとも対処できる。
しかし、自立していない人はその起きた事柄に反発する力は弱く、心の拠り所が少ないもしくはないため、常に自分の心の拠り所を探し求めなくてはならない。
だから、自立していない人はどこか焦っているのだ。
その心の拠り所とは何なのか。
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