星降る戴冠式

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小さな囁きが瞬きとなって輝く星たちの作る川。 そこで年に数度行われる戴冠式。 それは、輝きを増した星の子らに冠位である等級を与えるためのもの。 ある程度の等級になれれば星としての名が与えられる。 その為、星の子らにとってはとても重要なもので、一大イベントと言っても過言ではないくらいその時期になれば瞬きが多くなる。 だから星の子らは皆、こぞって与えられる冠位を受け取りに集まる。 人はその様子を地上から見上げて『天の川』と言うそうで…。 そんな事も知らない星の子らは今宵も集い出す。
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