ハイオク満タン

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ハイオク満タン

ガソリンスタンドでバイトしている時の事だった。 黒塗りの高級車がやってきた。 運転手はいかにもな厳つい顔をした男性だ。 「ハイオク満タン」 低い声で注文される。 早速給油しようとするが、給油口が開いていない。 俺は恐る恐る声をかけた。 「あの……口が開いていないんですけど……」 客は眉間に皺を寄せ、勢い良く口を開いた。 901b207e-9a45-46c8-b76f-e72d29a87d9d
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