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説教
授業が終ると同時に、僕は担任の先生に呼び出された。
延々と説教をされ、学校を出たのは17時を過ぎていた。
「遅かったじゃない。どうしたの?」
あまりにも遅い帰宅に、ママが心配していた。
僕は恥ずかしいけど正直に、先生に叱られたことを告げる。
「まぁ。そんなに怒られるなんて、何をしたの?」
「それがさ。僕、なにもしてないんだ」
「ええ!?何もしてないのに怒られたの?」
僕が頷くと、ママは怒って学校に電話をかけた。
何もしてないのに怒られるだなんて、やっぱ、おかしいよね。
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