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それになにより、キンドルfireタブレットを使用しているので、AIで読み上げさせれば洗濯物を干しながら、根菜を切りながら、草むしりをしながらでも「耳で読書」ができる便利さ。
デスクに座って黙々と読む……という時間が取れない場合はとてもありがたいです。
なによりも、たぶん電子書籍でなかったら、手を出さなかった本がいくつかあります。
かつて二度も挫折したドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」
司馬遼太郎の「坂の上の雲」……それからコーマック・マッカーシー「国境三部作」
実は「谷崎潤一郎の『細雪』だけは手を出すまい」と決めていたはずが、電子書籍だと敷居が低くなって気楽に「耳で読書」できたことは収穫でした。
ちなみに、なぜ『細雪』を避けていたかというと、映画で視ていたし、
「『刺青』と『痴人の愛』を読めば充分!」
と思い込んでいた生意気な高校生だったのです。(若気の至りですね💦)
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