126 紙の本と電子書籍と反省と

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 それになにより、キンドルfireタブレットを使用しているので、AIで読み上げさせれば洗濯物を干しながら、根菜を切りながら、草むしりをしながらでも「耳で読書」ができる便利さ。  デスクに座って黙々と読む……という時間が取れない場合はとてもありがたいです。  なによりも、たぶん電子書籍でなかったら、手を出さなかった本がいくつかあります。  かつて二度も挫折したドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」  司馬遼太郎の「坂の上の雲」……それからコーマック・マッカーシー「国境三部作」  実は「谷崎潤一郎の『細雪』だけは手を出すまい」と決めていたはずが、電子書籍だと敷居が低くなって気楽に「耳で読書」できたことは収穫でした。  ちなみに、なぜ『細雪』を避けていたかというと、映画で視ていたし、 「『刺青』と『痴人の愛』を読めば充分!」 と思い込んでいた生意気な高校生だったのです。(若気の至りですね💦)
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