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・妊娠初期の妻(恋人?)が産科医によって勝手に堕胎させられ、怒り狂った彼女の伴侶が産科医を咎めるために喫茶店に呼び出す。
・ところが産科医の背後には『人類救済のための壮大なプログラムを実行する組織』が……。
その組織の目的は
「南極や北極の氷が解けて陸地が水没したとき、海底に都市を築いて人類の文明を生き延びさせること」
「そこに住まう知性を備えた半魚人をいまから産ましめるため、まだ魚類の体を持つ生きた胎児を必要としている」ということ。
・ラストは近未来。
涙腺を持つために半魚人仲間からは「奇形児と侮られる少年の半魚人イリリ」が、陸地を恋しがって一粒の涙を流す……。
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