70 平安時代の貴公子とその周辺 武者・平致光(むねみつ)

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 とにかく、事件のために済子(なりこ)女王は斎宮を免除されています。 同時進行的に、花山帝が藤原兼家(かねいえ)の策略で出家し、帝位を一条帝に譲位。兼家は一条帝の祖父として実権を握ります。 兼家の嫡男が道隆です。その道隆の娘が定子。一条帝の中宮(皇后)になるわけです。 ちなみに、兼家の「関白家」と道長の「御堂関白家」との中間にある中継ぎであるから道隆の家筋は「中関白家」と呼ばれています。
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