70 平安時代の貴公子とその周辺 武者・平致光(むねみつ)

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 検非違使が不手際なのか、平致光の背後にある(かもしれない)武者たちの情報ネットワークが優れていて逃亡を助けたのか?  とにかく、ここで平致光の名前は歴史の闇に消えます。 「でも、もしかしたら、平致光はこの人では?」 とささやかれるのは「平致行(むねゆき)」 「平致光の一文字を変えた平致行の名前で、刀伊入寇の際に隆家の配下の武将として戦っている?」  一時期は大宰府の大監をつとめた平致光です。再び中関白家に仕えて、大宰府帥となった隆家のもとにいたのかもしれません。
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