68 明治の女流作家 田沢稲船

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おそらくは「たけくらべ」連載をしている先輩作家のところへ、稲船が訪問したのだと解釈しなおされています。結婚の挨拶かたがた、創作をしてゆく上での心得のようなものをさとしてもらうために。  田沢稲船。「いなふね」はペンネーム(雅号)で本名は田沢錦(きん) 戸籍ではなぜか「銀」になっているとか。  出身は山形県鶴岡。父は外科医。母は銭湯を経営し、株価相場に機敏な事業家肌の女性。 二人姉妹の長女で絵画も描き、小説だけでなく、浄瑠璃も創作! という才女。 写真でもお分かりのように、かなりの美貌です。bf4cf8d0-105d-4a7b-a7b5-6f35606f8bf2
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