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画家の修行はどうだったのかは不明ですが、十八歳で「婦女雑誌 創刊記念懸賞」に応募して散文が当選。
そのころ人気作家だった
「山田美妙(やまだびみょう)」
と出会います。
山田美妙。「言文一致体の祖」であり「東洋のシェイクスピア」とあだ名された男。
しゃべり言葉と書き言葉を統一した文体で小説を書いた最初の人で、ベストセラー作家です。
当時の文壇は江戸時代の流れをそのまま受けて「書き言葉」と「しゃべり言葉」はまったく別でした。
「金色夜叉」を書いた尾崎紅葉とは幼なじみ。硯の友という意味で命名した「硯友社」のメンバー。
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