71 平安時代の貴公子とその周辺 藤原道雅
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上東門院の側に仕える女房の一人に、花山法王が出家したあとに生ませた皇女(名前不詳)がいました。 花山法王の移り気な恋愛遍歴の果てに誕生した皇女は、生まれてすぐに「兵部」という女房に里子に出されたらしく、この「兵部の養女」が成長して上東門院彰子のもとへ出仕していたわけです。 なので、とりあえず被害女性を「兵部の養女」としておきます。
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