3007人が本棚に入れています
本棚に追加
柊平さんはストッキングの上から舌を這わせて、いつの間にか私は、脛も膝も太腿も舐められていた。ストッキングは片足穿いたままだけど、下着は露わになっていて濡れてるのが分かると思う。
どうしよう恥ずかしいと思っていたら、下着の上からべろりと舐められて悲鳴のように喘いだ。
「あああぁぁっ! いや、だめ」
「だめ?」
柊平さんは顔を離すと、ストッキングを脱がせながら私を見上げて言った。
「我慢出来ないから、抱きたい。ずっとこうして可愛いあなたの足を舐めたかった。あなたの喘ぐ声を聞きたかった。快楽に溺れるあなたの顔も見てみたい」
「快楽って……」
こんな綺麗な顔の人が言うと、どうしようもなく淫靡に聞こえてくる。
「私、初めてだから怖いんです。柊平さん、変態だし……でも……」
ベッドに腰かけてる私の足元に跪く柊平さんに向かって、私も気持ちを告白した。
「柊平さんならいいかな、って思いました」
微笑む柊平さんが手をのばして、私の頬に触れる。
「ありがとう。ついでに望むと私はあなたの、最初で最後の男になりたいんだけど、いい?」
「それってプロポーズですか?」
「ああ……楓子ちゃん、私のお嫁さんになって欲しい」
私が頷いたから、柊平さんがゆっくりキスしてくれた。服の上から、胸に触れてくる。
それがとても優しくて気持ち良かった。
最初のコメントを投稿しよう!