6. お見合い相手が変態でした

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「ねえ、これって我慢汁ってやつですか? 何だかやらしいですね」  私がそう言うと柊平さんが切なそうに喘いだ。少し開いて浅い息を吐く唇は綺麗で、歓喜で蕩けそうになっている。長い睫毛を伏せていたけど、時折私に向けられる視線には情欲しかなかった。 変態だが、イケメンはエロい顔をしてもイケメンだ。 「あっ……楓子ちゃん、だめだ……いきそう」  柊平さんは私の膝をベッドに押さえつけて、体を重ねてきた。 「いいかな?」 「うん……してください」 「可愛いね」  聖母のように慈愛に満ちた表情で笑ってるけど、もう綺麗な顔には騙されないぞ。この人は容姿端麗な変態だ。 「優しくしてください」 「わかってるよ、任せて」  蜜口に当てられた熱に身体が震えた。これからセックスするのか。怖いな。でも、柊平さんならいいと思える。変態だけど、大事にしてくれる気がする。  ぐっと先端を押し込まれて、痛みを感じた。力を抜こうと深呼吸していたら、声が震えていて恥ずかしかった。まるで切り裂かれてるみたいに痛い。呻いていたら、柊平さんが私の頬を撫でた。 「痛いよね、ごめん……」 「痛い、とっても。でもこのままお願い。私、柊平さんのお嫁さんになりたい」 「何でそんなに可愛いの、楓子ちゃん……」  私の言葉に、柊平さんが嬉しそうに笑ってキスをしてくれた。さらに膝を開かれて、柊平さんが腰を動かす。 「……ああ、やっぱりあなたは私の天使だ。私はあなたが空から降ってきたときから、ずっとこうしたかった。大好きだよ、楓子ちゃん」
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