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イラッとした俺はませガキを抱えあげて海に投げた。
「なんでそんなちっさいくせに力強いんだよ!」
ごめんね。俺、体力には自信あるんだよ。親父や大や徹を痛めつけてるし、スポーツはそこそこ得意だし、親がやたら頑丈な親父と必殺の一撃繰り出せる母さんだから血筋を悪くないんだよ。
「ませガキを懲らしめるためさ……」
そう捨て台詞を吐いた。
「よし!瑠璃、今のもう一度!」
と声が聞こえてそっちを見たら伊織先生がビデオカメラ回してた。
「いやぁ。前回のイメージDVDの件をやり直したくて撮ってたんだけど、いいの撮れたわーー」
俺の顔は真っ赤になる。
「消してーー!」
「いやだね」
そうして俺の黒歴史の「ませガキを懲らしめるためさ……」は伊織先生の手中に落ちた。
消してーー!!
七月後半に続くよ!
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