星のヒーロー王子

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現実の恋愛はうまくいかないものだ 韓国の時代劇『イ・サン』では主人公の朝鮮国王子イ・サンをめぐって身分の低い幼なじみソンヨンと王女が恋の三角関係になった 僕もあんな恋をしてみたいと思う 空想の世界では可能なのだが イ・サンに恋こがれるソンヨンが、イ・サンと結ばれない悲しさ切なさから涙を流すシーンがあった ソンヨンのかわいらしさは僕が高校の頃に書いていた小説のヒロインを思わせる そのヒロインの名はクレアといい、黒髪に黒く大きな瞳に色白のやや丸顔が特徴的な美少女シスターだ クレアが恋していたのは高校生の僕が未来の僕の姿として空想していたヒーロー・上杉リュウだった 上杉には婚約者がおり真野アンジュという知的な美女だった この3人の関係は『イ・サン』における、イ・サン=上杉リュウ、ソンヨン=クレア、王女=アンジュに当てはめることができる 僕の空想イメージではクレアは幼なじみではなく、アンジュが幼なじみで仕事上のパートナーといったところか 婚約も世界を悪の魔の手から救う仕事のために円滑にするのが目的だった イ・サンのソンヨンへの想いと同じく、上杉も恋愛感情としてはクレアが一番だった 夜の時間をアンジュと過ごしながらも心はクレアのところへある上杉 クレアは1人、上杉への叶わぬ想いのせつなさに涙を流す この空想は最高だ
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