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カイブツとの出会い
ご飯も食べ終わったところだし、僕とこのカイブツの出会いを教えてあげる。
むっかしの話なんだけど、眩しくて賑やかで煩い場所にいた僕を救ってくれた。
簡単に言うとそれだけ。
まあ、助けてくれるとき息できなくて苦しかったんだけどね。
でも、あのまま眩しくて賑やかで煩い場所にいたら僕は死んじゃってた。
だから、カイブツは僕の命の恩人なんだ。
カイブツはね、僕の大好きな……
大好きな、なに…?
とにかく!僕はカイブツが大好きなんだ!
でも、このカイブツ変わってるよね。
僕のこと見ては嬉しそうに笑ったりして。
たまに泣きそうな顔して僕のことを見てくるときもある。
泣きそうなときは、いつもゆっくり5個ある中の1つを僕に近づける。
それは、いつも僕にご飯をくれているものでもあるんだよ。
あれ、なんていうんだろうね。
あのカイブツ、僕と違ってすごいよね。
なんで出てるのに生きてるんだろう。
大きくなったら僕も出ても大丈夫になるのかな?
助けられたときは、苦しかったけど。
いつか、出られたらいいな。
だってここ、狭いもん。
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