斐光石の城 天上の王国

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 昔々、天上をあまねく支配する国と一族があった。天上人と呼ばれた。  巨大な城を天に浮かべ、天の上から地と海の国と民を統べた。  時は流れ、天上人の王ラピ・ユタは宣した。  全ての城を地に降ろし、地の上に生きるべし。  王の言葉は実行され、全ての天上の城が地に落ちて・・・砕かれた。  そして、また時は流れた。
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