オレンチェさん

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オレンチェさん

バウワウがオタ活を始めるきっかけになったのはもちろんオレンチェさんとの出会いである。 バウワウは静岡県下田市に単身赴任をしていた。下田市では毎年5月の第三金土日に黒船祭という大きなお祭りがある。 黒船祭には毎年ビッグなアーティストさんを呼ぶのが恒例となっていて、かつてはサザンや杉山清貴が降臨したこともあるらしい。 忘れもしない2016年5月の黒船祭にオレンチェさんはやってきた。初登場である。 黒船祭は金土日と開催されるのだが、金は夜の部だけで、花火大会がある。土日は朝から夕方までで、メインイベントの米海軍を招いてのパレードや開国の劇などがあり、もうひとつのメインが絆ステージというメインステージでゲストのアーティストさんのライブがある。 下田一年目の2015年の時には別にアーティストさんには興味もなかったし、知らない人だから絆ステージには行かなかった。 街全体が祭の会場であるのでブラブラと歩いていると感動的に美しい歌声が聞こえてきた。メインステージは絆ステージなのだが、街中のあちこちにステージが設けられており、いろんなアーティストさんが路上ライブを行っている。 感動的に美しい歌声を響かせていたのは高橋涼子さん。絆ステージでも歌ったこの年のメインゲストさんで、歌声も美しければ御本人様も超絶美しかった。 CDをゲットしたらサインを書いていただいてワンショットまで撮らせてくれた。 この感動的な出会いがなければオレンチェさんとの出会いもなかったかも知れない。 オレンチェさんは黒船祭始まって以来の毎年VIP対応で呼ばれる快挙を成し遂げ、2020年は残念ながら黒船祭自体が中止になってしまったが、2016年初登場から2019年まで4年連続で降臨し、2021年以降黒船祭があれば必ず呼ばれるであろう。 表向きコロナだが、実は2020年市長選で惨敗した前市長による人災だった2020年の黒船祭の中止についてはまたの機会で語ることとしよう。 2回目以降は3日とも降臨するようになったオレンチェさんだが、初登場の時は土日の降臨だった。 2016年の黒船祭の金曜は花火大会を見た後に友達と0時過ぎまで飲んでしまった。 満天の星空を見上げて社宅まで歩いて帰ると星が降っていて何とも美しかった。 土曜はもちろん二日酔で頭は痛いし気持ち悪いし(笑)黒船祭のプログラムを見るとメインゲストはオレンチェさんという知らない人たちだし、祭に行くのが面倒になったのだが・・。 いや待てよ、昨年の高橋涼子さんのようにステキな人たちかも知れないし、せっかく黒船祭なのに社宅で寝てるのも勿体ないと思って絆ステージまで歩いて行った。 いよいよメインのオレンチェさんの登場の時に司会のお姉さんが「昭和歌謡を中心にアニソンまで300曲のカバー曲を歌いこなし、オリジナル曲もあり、マルチに活動する」と紹介してくれて、どんな人たちだろうと期待は高まった。 当時のオレンチェさんは、最年長かおり姉さん、パワフルなしのぷさん、クールなメインヴォーカルのあやのさん、ちょっと天然なちはるさんの4人チームだった。 大黒摩季さんの「ららら」や高橋真梨子さんの「For You」を完璧に歌いこなす圧倒的な歌唱力、ステージの間は司会者いらずのかおり姉さんのトーク力、「釣りガール」をはじめとする中毒性の高い(笑)オリジナル曲にすっかり魅了されてど肝を抜かれてすっかりハマった。 ステージは1日2回あるのだが、土日と4ステージ全て見たし、日曜には「釣りガール」がもう1度聴きたいとCDもゲットしてサインもいただいた。 CDはアルバムにしたのだが、どれもいい曲ばかりで聴き甲斐があるし、やはり中毒性が高い(笑) オレンチェさんに初めて出会ってすぐに単身赴任も終わった。 オレンチェさんは7月末に開催される静岡県吉田町のお祭りにも登場する。 下田市もそうだが、吉田町も町をあげてオレンチェさんを応援、歓迎している。 吉田町のお祭りでは夜に45分ステージが2回もあるというメインイベントになっている。 満天の星空、星降る夜のオレンチェさんのステージはお祭りにふさわしく神々しい。 バウワウは2016年に初めて吉田町のお祭りに行ったのだが、翌2017年に行った時には町の人たちがオレンチェさんの応援に来た人だと覚えていてくれて歓迎してくれた。 温かい人たちで何だか幸せな気分になる。 2017年のお祭りではステージが始まる前に雨が降ってしまい、もうダメだと思ったら、オレンチェさんのステージの時間だけ雨が上がり、終わったら本格的な雨になるという神がかりなパワーも魅せてくれた。 だが雨なので星空のステージとはいかなくなったのが残念である。 その後2018年以降は雨で吉田町のお祭り自体が連年中止なのは寂しいところである。 バウワウとオレンチェさんの出会いの場である下田黒船祭には2017年以降は金土日連続出演という超V.I.P.対応で呼ばれるようになったオレンチェさん。 2017は残念ながら仕事の都合で土日しか行けなかったが、2018年、2019年は有休を取って3日間心の故郷下田に帰っている。 有休は有意義な休みだと思っているので、有意義に使わせてもらっている。 金曜の黒船祭は花火大会がメインだが、ボクたちにとってはオレンチェさんのステージがメインである。 満天の星空、豪華な花火をバックにしたオレンチェさんの星降る夜のステージはそれはもう最高に豪華である。
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