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「っはぁ……っはぁ……」
とにかく、外に、出た。
玄関口に、来たけど、誰もいない。
……とりあえず、逃げ切れたって感じ?
分かんないけど……。
「……あぁもうよく分からん……」
とりあえず、帰るか……。私はひょろひょろと家に向かおうとした。
「なんだ、こんなところにいたのか。」
!?
!!!!! 不審者!
「随分と手間賭けさせてくれたな。1人残らず殺してやる気でここに来たもんね。」
「…………ッ………」
うそでしょ?
待って……こっち来んな! ねえ!
キーンコーンカーンコーン
「橋田さん! 橋田さん!」
女性の声が飛び込んでくる。……え?
「橋田さん!」
「あぇっ!?」
顔を上げると、何事も無い教室。社会の授業顔わったっぽい。
「あれ……? 不審者は? 放送は? え? 放送は不審者がふぁ?」
クラスの皆が笑う。……あぁ、なんだそっか夢かぁ……。
「また居眠りしちゃって。放課後話があります! 職員室まで来るように!」
「えええええぇぇぇ!!?」
クラスがさらに笑う。
……まぁ、夢だっただけマシだけどね!?
完
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