星の降る夜に

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僕は、星の事は良く分からない。 そんな僕でも、流れ星と天の川だけは分かる。 今夜こそ、流れ星を捕まえる事に成功するかも知れない。 失敗したなら、また明日挑戦するだけ。 こうやって、何年も、何百年も、何千年も、繰り返してきたんだ。 飽きる事なく繰り返すのは、僕は星になりたいと思うから。 山の下に住む人々は、僕を神様だと思っている。 姿が見えてるとは思わない。 だって僕が帰る場所は、小さな祠だから……
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