星の降る夜に

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僕自身は、自分が神様だとは思ってないよ。 願いを叶える事なんて出来ないからね。 日が登り、日が沈む。 それは僕の力じゃなくて、もっと壮大な力が働いているんだよ。 こうやって、星の輝く空を見ると、やっぱり星になりたいと思ってしまうんだ。 僕だって、君と同じさ。 喜怒哀楽修羅の世の中に背を向けたくなる。 現実を見たくない気持ちも同じさ。 叶わないから、願うんだ。 ほら、今夜も夜空には、満天の星が輝いているよ。 君には見えないよね。 この満天の星が……
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