0人が本棚に入れています
本棚に追加
仕事初め
新町ユリは、今日からリング探偵会社で仕事をする。
仕事場は、面接した場所と同じなのでそこに向かう。
3階建てのビルで2階に会社がありエレベーターに乗っていく。
2階のオフィスは、ガチャガチャしていて従業員と思われる男女が十数人いた。
ユリは、それを見て少し圧倒されていると。
「どうしました ?」と一人の身長が高い45ぐらいの男性が話しかけてきた。
少し、顔もイケメンなので、緊張した感じで
「あの、今日からここで働く新町ユリです。」と強ばって言うと
「そう。新町さん。そうかい。何も聞いてないけどな…今日からか、」と頭をかく。
「あ、俺ね。ここの部長で近松タモツと言います。よろしく。」と顔に似合わない名前だと少し思ったが
「よろしくお願いします。」とユリも頭を下げる。
近松は「いやね。貴女を面接をした人が代行やであの人引継ぎ現場にしてなくて、本当に、本社も何にも言ってないからな。あれ?引っ越した?」
「はい。引っ越しもしました。」と答える。
すると、面接の日の帰りに会った、赤い髪をした女性が来た。
近松は「お!七、お前に部下できるぞ。欲しがってただろ?」と言う。
ユリはすぐに「新町ユリです。よろしくお願いします。」と言う。
近松が「新町さんね。七、お前が教育係をやるんだよ。」とニコッと笑って
「じゃあ、新町さんも、七に教えてもらってね。」とユリにもニコッと笑う。
赤い髪をした女性は「私が……まぁ、いいか。着いてきて。」とユリに言う。
ユリもすぐに歩くその女性に着いていった。
女性が停まると「ここがあなたのデスク!私は、七海リサだから」と言うと去って行く。
それを見た近松が「おいおい!七連れていけよ。部下だろ。」と言うがその声は聞こえずサッサッと行ってしまった。
新町ユリは、大人しく自分の席に座ってると
「新人さん。俺、田辺ね。宜しく!」と眼鏡をかけたTシャツの男性が話しかけてきた。
すると、その横から「新人。アタシは、山崎リエね。宜しく!」と少し年輩の女性が声をかけてか来た。
ユリは、二人を見て「新町ユリです。これから宜しくお願いします。」と挨拶をする。
その後は、部屋の場所を説明されて電話対応だけをしていた。
ユリは「明日から大丈夫かな。」と呟き、もう少しで自分の目的を忘れるところだった。
最初のコメントを投稿しよう!