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新町ユリは訳あって今日、ここ「リング探偵会社」の面接を受けに来ていた。
ユリの前に面接官の髭面の吉村と言う男性が座ってユリに質問をしていた。
吉村は「ええっと、新町さんね。大学何で辞めたの?」といきなり痛い質問をされる。
ユリは「はい。実は、母が病気してそれで学校に通ってる場合でなくなって辞めました。」とわりと簡単な嘘をついて言うと
「そうなんだ。そりゃあ大変だったね。だなら、バイトも掛け持ちしてんだ。こんなにも…」と完全に信じていた。
ユリは心のなかでガッツポーズをする。
面接は続き色々聞かれて、最後に、合否は一週間、受かったら二.三週間ぐらちから仕事についてもらうといわれた。
その日は、ようやく終わり長い一日だった。
帰るときに、ユリは赤い髪をしたスタイルの良い女性とすれ違った。
すぐに、後ろを向いたがそこ女性はいなくなっていた。
3階建てのビルを出て、少し、上を見上げてから自分の家へ向かった。
新町ユリは、去年までは大学に行きながらバイトを掛け持ちをして生計をたてていた。しかし、離婚して、ずっと、会っていなかった父親が亡くなったと聞かされた。
その後、しばらくたってから一通の手紙がユリの家に届いた。
中身は、自分の父親からだった。
「お父さんが、亡くなったら大事な物が辞めた職場にあるからそれを取ってきてほしい。ユリにしか頼れないからお父さんの名誉を守るためにもお願いします。」と意味の分からない手紙でしかも、亡くなったあとに、くれる手紙かと少しおかしくなった。
なので、この手紙を見た後に、あのリング探偵会社に潜入してその物を奪うと決意した。
だから、単位を取れていない大学生活にも終止符をうったのだった。
その後にしばらくたって今日面接を受けに行ったという事だった。
そうこうしているとユリのマンションに着く。オートロックで家賃が7万だった。そのための掛け持ちバイトでもあった。
すぐに、ユリは風呂に入り、元カレのことを考えていた。
大学を辞めるといったら彼氏も驚いていた。少し、束縛も激しい男性でもあったので別れて良かったとおもっていた。
この日は、疲れたのですぐに、眠りにつけた。
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