第4話 更なる驚き

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第4話 更なる驚き

その後、斉多ちゃんに 『えいちゃん? 時間ある?』 『あるよ』  と答えながら風歌ちゃんの事を考えていたんだけど 『もう二人、逢って欲しい人が居るんだ』  って  もう二人?  いぶかりながら、アパートに戻りパソコンを立ち上げて 『えいちゃん、本当はね直に逢って欲しいんだけどさ。時期だからね……じゃあ、イクくん、栄上さんお願いします』 斉多ちゃんの他に、画面に現れたのは……  オイラより年下? の可愛い顔立ちの男性と、大人っぽいハッキリした顔立ちの男性? 『生伊那涼希(いくいなりょうき)です。介護福祉士をしています。23歳です』  介護福祉士三年目たという生伊那くん。6月に誕生日を迎えたばかりらしいから、オイラより一つ年下らしい (オイラは、11月に24歳だからね)  そして 『栄上倫里(さかうえりんり)です。桃緒風歌の父親です』 風歌ちゃんの? 父親?  若すぎね?  驚き過ぎて声も出ないよ……てか苗字違わない? 『苗字……? それに若い……』  超失礼な言い方しちゃったオイラ 『高校の同級生だった風歌の母親との間に風歌が……高3の時に……翌年の19歳で父親になったんです。子供過ぎたんです。双方の家族の大反対に負けて別れて……私も家業の会社を継いだばかりで……姉の嫁ぎ先の旦那さんとご家族が良い方達で、風歌を養女として引き取ってくれて……』 英汰(……) 『大丈夫? えいちゃん?』  40歳? オマケに年齢より、若く見えるし…… 「斉多ちゃん、何で風歌ちゃんのお父さんが……」 「それは、俺と栄上さんが斉多先生に相談した内容が同じだから」 生伊那くんが話し始めたんだけど……
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