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オープニング Three
〈第八章 契約出産〉
『神』、『守神』にはある決まりがありました。
親や身内が決めた相手と『契約出産』をする。
この時代にはこんな言葉があったのです。
結婚はせずとも子は必ず産み、『神子』を決める。そんな意味でした。
子を産み、育ち、神になり、その神が子を産み……と、永遠に続き、神を絶やさないことが義務づけられていたのです。
しかし例外もあり、子を成さぬ体質の神が稀に生まれる。
その場合は、その神が決めた才能を持つものが選ばれるのです。
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